今回は、大学入試の合格発表について。
いつの頃からか、合格者の発表はホームページのみとする大学が"多数派"に。
大学構内で受験番号を掲示する大学は"少数派"になりました。
長女の第1志望の国立大学は"少数派"でした。
合格発表は、「大学構内の掲示」と「ホームページ」の両方。
高3の時、長女は浪人覚悟で強気の出願。
前期で第1志望校、後期で第2志望校を受験しました。
国立大学2校のみ受験し、滑り止めの私立は受験せず。
秋の模擬試験の判定は、両校ともD判定が多く、C判定とE判定もあり・・という状況。
センター試験(長女の受験時は共通テスト前でした)の自己採点結果による判定は、駿台・河合塾とも、第1志望校(前期)はC判定。
そして、二次試験が終わった後の長女。
「できた」「できなかった」「まあまあ」などのコメントはなし。
コメントがない時は、大きな失敗はしていないことが多いので、持っている力は出し切れた様子。
第1志望校(前期)は、二次試験の配点がかなり高い大学。
実質的には、二次試験が勝負。
秋の記述模試の結果から考えると、長女の実力では、二次試験はかなり厳しい・・・
合格可能性は20%くらいか?
というのが、私の予想でした。
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合格発表の数日前。
長女は、「大学構内の掲示は見に行かない。ネットで見る。」と言います。
たぶん落ちてるし・・・と思っている様子。
長女が行こうが行くまいが、私は大学まで行くつもりでした。
たとえ不合格でも、これまで長女が頑張った結果です。
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合格発表当日。
3月上旬の土曜日でした。
発表時刻は正午。
その日の午前中、友人と会う約束がありました。
予定通り友人と会った後、急いで大学へ。
大学構内の掲示板前に到着したのは、発表時刻の10〜15分前。
すでに、受験生・保護者・体育会の学生・・・など、多くの人でごった返しています。
人と人の間をすり抜けて、何とか前から2〜3列目の場所を確保。
発表を待ちます。
発表時刻の10秒ほど前、待機していた職員の皆さんが掲示の準備を始めると・・・
「おぉ〜!」
どこからともなく声が上がります。
そして、
バサバサバサ・・・
合格者の受験番号が記載された紙が掲示されました。
緊張しながら、頭の中に叩き込んだ長女の受験番号を探すこと約10秒。
ない・・・
やはり不合格。
そんなに甘くなかった・・・
1〜2分ほど掲示板の前で佇んだ後の帰り道。
大学構内を歩いていると・・・
いきなり後ろから腕を掴まれました。
驚いて振り返ると・・・
○○部と書かれたジャンパーを着ている体育会の学生。
振り返った私を見て、「あっ、間違えた。オッサンやった。」という表情。
慌てて掴んだ腕を離すと、頭を下げて立ち去りました・・・
受験生と間違えたらしい。
後ろ姿とはいえ、40代半ばにもなって受験生に間違えられるとは・・・
数日後、長女は第2志望校(後期)も受験しましたが、こちらも不合格。
浪人が決定し、もう1年、予備校で頑張ることに・・・
【今日のひとこと】 "受験生ではありません。父親です。"