前回は、「合格発表 ③(長女・大学入試 高3)」でした。
今回は、その1年後の合格発表について。
高3の時には、国立大学2校しか受験しなかった長女。
ともに不合格で浪人することに。
1年間の予備校生活が始まりました。
そして1年後・・・
現役の時と同じ第1志望校(前期)と第2志望校(後期)の国立大学2校に出願。
2浪回避のため、滑り止めの私立大学2校にも出願。
1年間でレベルアップした長女は、センター試験(長女の受験時は共通テスト前でした)で目標以上の点数をとることができました。
自己採点結果による判定は、第1志望校(前期)、第2志望校(後期)ともB判定(駿台・河合塾どちらも同じ)
しかも、もう少しでA判定。
秋の模擬試験の判定は、両校とも1番多かったのがB判定。
次がC判定、たまにA判定。
D判定以下は、ほとんどなし。
「普段通りにやれば、第1志望校(前期)も大丈夫。合格可能性は70%くらいか?」というのが、二次試験前の私の予想。
また、第2志望校(後期)は、配点比率(一次:二次)が3:1。
一次で稼ぐことができた長女は、二次試験でよほどのアクシデントが限り、合格ラインに達する見込み。
一方、滑り止めの私立大学は、2校とも無事合格。
このような状況だったので、精神的には余裕を持って第1志望校の受験に臨めたはずですが・・・
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前期試験は、2日間。
ともに平日。
2日目、私は所用で年休を取得していました。
夕刻、試験を終えた長女を迎えに行くことに。
長女を乗せて、駅から自宅へ向かう途中・・・
【長 女】・・あ〜、何のために1年間がんばってきたんやろ。情けなくなってくるわ・・・(号泣)
【ビン父】・・・終わったことは仕方ないから、切り替えて後期でがんばれ・・
得意ではない物理で、苦手分野の出願が多かったとのこと。
1日目に数学で躓いたこともあり、長女にしては珍しく試験中に投げやりになってしまったらしい・・・
「合格可能性が70%」どころか、9割方ダメか・・・というのが、その時の私の心境。
それでも・・・
私は、合格発表の日は大学まで行くつもりでした。
たとえ不合格でも、これまで長女が頑張った結果です。
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合格発表当日。
3月上旬の日曜日。
1年前と違って友人と会う約束もなく、自宅から大学へ直行。
合格発表の前後の様子について・・・
1年前、長女が現役の時の様子は今でもかなり鮮明に覚えています。
ところが、浪人の時は2回目で勝手が分かっていたからか、あまり記憶がありません。
ただ、合格発表の直前、掲示板の前で祈るような心境だったことは覚えています。
「たぶん不合格やけど、運が良ければ合格してるかも・・・。長女の番号がありますように・・・!」
そして、
バサバサバサ・・・
合格者の受験番号が記載された紙が掲示されました。
緊張しながら、頭の中に叩き込んだ長女の受験番号を探すこと約10秒。
あった・・・
なんと合格。
見間違いか?
受験番号をメモした手帳を引っ張り出して何度も確認。
間違いない・・・
いや、もしかしたら、私が手帳にメモする時に写し間違えていないか? と思い、自宅の妻に電話。
【ビン父】もしもし、○○(長女の名前)の受験番号あったんやけど、X X X Xで間違いないよな・・?
【 妻 】えぇ〜、番号あったん⁉︎ X X X Xで間違いないか確認するわ〜
《妻が長女に受験番号を確認・・・》
【 妻 】番号間違いないって言うてる。合格やって。○○(長女の名前)もネットで発表見て大泣きしてるわ〜。
【ビン父】あ〜、よかった・・・
二次試験が終わってから合格発表まで10日あまりの間、長女はずっと沈みっぱなし。
家族みんなが気を遣い、家全体が重苦しい雰囲気に。
人騒がせな長女でした・・・
【今日のひとこと】 "たぶん不合格だろう・・・と思っていても、合格発表の日は大学へ"