「はい寝袋!! 」
今から十数年前の9月29日、寝袋を妻から渡されました。
翌年4月に長女が幼稚園に入園予定。
当時住んでいた家から一番近い徒歩3分の私立幼稚園に入園させたいと考えていました。
入園申込み日は10月1 日。
ところが、定員の50人の枠に確実に入るためには、前日(9月30日)の夜から一晩並ばなければならなかったのです。
そこで、近所の方から寝袋を借りました。
さすがに幼稚園としても、数十人の父母を屋外で一晩並ばせておくわけにはいかなかったようです。
夜は体育館で宿泊できるようになっていました。
ただし、9月30日、10月1 日とも平日です。
9月30日はなるべく早めに会社から帰宅し、10月1 日は年休を取得。
9月30日は妻に夕方5時〜6時頃から並んでもらう予定でした。
妻が並んでいる間、長女の面倒を見てもらうため、わざわざ妻の母にも来てもらうことに・・・
しかも泊まりで。
私は帰宅してから入浴・夕食後、寝袋を持って幼稚園に行き、妻と交代するという段取りです。
ところが、夕方、終業前に妻から連絡がありました。
すでに結構な人数が並んでいるという情報が入ったので、幼稚園に急行し、午後4時頃から並んでいるというのです。
整理番号は15番とのこと。
「そんなに早く行かなくても大丈夫だったのでは?」とも思いましたが、定員50人の枠に入れたようで一安心。
定時で仕事を終えて帰宅すると、急いで長女とお風呂に入り、夕食を済ませました。
寝袋を持って幼稚園の体育館に到着し、妻と交代したのが午後8時頃。
そこから翌朝まで待機。
周りには同じように手持ち無沙汰の父親たちが・・・
体育館の中で寝袋、という状況で熟睡できるはずもなく、翌朝を迎えました。
「今から受付を始めま〜す!」という幼稚園の先生の声で目覚めたのは、午前6時。
「こんな早い時間から受付開始⁈」と思いましたが、早く帰れるので良かった。
「少し早いですが、これから出勤される方もいらっしゃると思いますので」とのこと。
年休をとっているのが申し訳ない・・
無事に入園申込み手続きを済ませて帰宅したのが午前6時30分頃。
しかし、これだけではまだ入園できません。
ここからが本番です。
続きは次回。
【今日のひとこと】 "できる努力は家族で力を合わせて全力で"