中3の夏休みは、とにかく忙しい!
相変わらず多い夏休みの宿題。
部活動では、中学最後の大会やコンクール。
そして何より受験勉強。
とにかく時間がない!
にもかかわらず、長女と次女が通っていた中学校では、中3まで"夏休みの自由研究"がありました。
次女が部活動(吹奏楽部)を引退したのは、夏休みの終わり。
夏休み中、お盆休みの3~4日以外は、平日も土日もほぼ朝から夕方まで練習。
帰宅して早めの夕食後、塾の夏期講習。
自由研究に取り組む時間は限られています。
どう考えても、お盆休みに片づけてしまわなければなりません。
ネット検索で半日から1日くらいで完了できそうな自由研究を探します。
探すのは私。
○○○○○○は?
△△△△△△は?
と、夏休みに入ってから、いくつか候補をあげました。
候補のなかから、次女が選んだのが・・・
「カッテージチーズを作ろう」
です。
半日くらいで簡単に終わりそう!
おいしいチーズが食べられるかも!
・・・というのが選んだ理由。
なお、カッテージチーズとは・・・
「生乳から乳脂肪分を取り除いた脱脂乳から作られたチーズ」
です。
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お盆期間中、私も次女も休みの日に朝からカッテージチーズ作りを開始。
作り方【その1】は・・・
① 牛乳を入れたなべを火にかけて60度くらいに温める。
② 温めた牛乳にオレンジジュースを加える。
③ 白い個体と黄色い液体に分離するまで待つ。
④ キッチンペーパーを敷いたざるになべの中の個体と液体を入れる。
⑤ キッチンペーパーの中に残った白い個体(カッテージチーズ)を皿に移す。
作り方【その2】は・・・
【その1】②で「オレンジジュース」の代わりに「酢」を加える。
それ以外の手順はまったく同じ。
なお、カッテージチーズができる仕組みは・・・
「牛乳に酸性の液体(オレンジジュースや酢)を加えることによって、牛乳のたんぱく質に含まれる"カゼイン"が固まるため」
ということです。
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次女は、作り方【その1】の手順にそって作業を進めていきましたが・・・
温めた牛乳にオレンジジュースを加えてしばらく経っても固まりません。
5~6分経っても変化なし。
液体のまま・・・
実験がいつもうまくいくとは限りません。
気を取り直して、作り方【その2】へ。
【その1】②で、うまくいかなかった"オレンジジュース"の代わりに"酢"を加えると・・・
【次 女】あ~、固まってきた~!
【ビン父】おぉ~、今度はうまくいったかな。ん?でも小さいつぶつぶやなぁ・・・
もろもろとした個体は現れました。
しかし、固まり切れておらず、"粉"のような状態。
お世辞にもチーズとは言い難い・・・
量もかなり少ない・・・
何とかキッチンペーパーで搾り取って皿に盛りましたが、赤ちゃんの握りこぶしくらいの量しかありません。
粉々にした豆腐のようでしたが、食べてみるとチーズの味です。
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【ビン父】何で"オレンジジュース"では、うまくいかなかったんかな?
【次 女】酸性度が"酢"より弱いからかな?
※オレンジジュースはpH4くらい、酢はpH3くらいです。
【ビン父】"酢"でも、できたチーズは粉みたいで量も少なかったなぁ。
【次 女】牛乳の温め方が足りなかったかな?
【ビン父】そういえば、オレンジジュースは冷蔵庫に入ってたな。
【次 女】そうか!、オレンジジュースが冷た過ぎて固まらなかったのかも。
など、うまくいかなかった原因を考察。
考察後にレポート作成。
材料や実験中の写真を貼ったり、酸性度表を記載したり・・・
実験は思ったとおりの出来栄えとはいきませんでしたが、レポートはうまくまとめることができました。
こうして、次女・中3の自由研究は、午前中に実験を始めて、夕方にはレポートの作成も完了!
【今日のひとこと】"実験は、想定どおりの結果にならなくてもOK。なぜそうなったのかを考える。"