夏休みの自由研究② メダカの観察・その2(長女・中2)

前回の「夏休みの自由研究① メダカの観察・その1(長女・中2)」は、私の実家近くの用水路で"絶滅危惧種"のメダカを4〜5匹採取することができた・・・

 

という話でした。

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実家に戻ると、さっそく長女はレポート作成に着手。

 

ます、バケツから水槽に移したメダカをスケッチ。

しかし、メダカが元気に泳ぎ回るので、描きにくそうな様子。

 

何とか描き終えた後、長女は実家のパソコンを拝借。

メダカについて、さっそくネット検索。

 

・背びれに切れ込みがあるのがオスで、ないのがメス。

・尻びれ大きい(平行四辺形)のがオスで、小さい(三角形)のがメス。

・用水路や溜池など、流れが緩やかところを好む。

 など、メダカの基礎知識を調べます。

 

私も自分のスマホで"メダカ"を検索。

すると・・・

・メダカだと思って採取したら、実は"カダヤシ"だったということが多い・・・

・繁殖力が高い外来種の"カダヤシ"は同じようなところに住んでいる"メダカ"を駆逐している・・・

 

ん、"カダヤシ"?

 

まさか・・・

採取した"メダカ"を私がもう一度よく見てみると・・・ 

 

【ビン父】あぁ~、やっぱり"カダヤシ"か・・・

【長 女】え~、なに~!? 

【ビン父】 尻びれが"メダカ"じゃない・・・

【長 女】え~、どういうこと?

【ビン父】メダカに似た外来種の"カダヤシ"っていう魚がいるらしい・・・

【長 女】あぁ~、そういうことか~。絶滅危惧種の"メダカ"がこんなに簡単に見つかるなんて、おかしいと思った・・・

 

そうです。

尻びれが明らかに平行四辺形(オス)や三角形(メス)ではありませんでした。

 

長女がスケッチをしている時、

「尻びれの先が細くなっているのが、2~3匹いるけど、何かに引っ掛かって破れたのかな?」と思って見ていました。

まさにそれが、"カダヤシ"のオスの特徴だったのです。

 

結局、長女と一緒に、背びれ・尻びれ・尾びれの形などを確認した結果、すべて"カダヤシ"の特徴と合致しました。

 

なお、採取した”メダカ”は、観察後すみやかに元の場所に返す予定でした。

しかし、"カダヤシ"は特定外来生物に認定されており、一度持ち返った場合は元の場所でも放流禁止のようです。

かわいそうですが、殺処分しなければなりませんでした。

 

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長女は以上の経過をもとにレポートを作成。

・父親の実家の近所にある用水路で絶滅危惧種の"メダカ"を発見。

・と思ったら、外来種の"カダヤシ"だった。

・"メダカ"が激減した理由は、○○○、△△△・・・

・"カダヤシ"が繁殖した理由は、◇◇◇、☓☓☓・・・

 

など、用水路付近の写真や"カダヤシ"のスケッチなども盛り込んで、分かりやすくまとめたレポートが完成。

後日、先生からも「なかなか面白かった!」というコメントをいただきました。

 

 

長女と次女が取り組んだ小・中学生の自由研究のなかで、この「メダカの観察」が一番印象に残っています。

やはり予定調和ではなく、予想外の出来事が起こった方が面白い。

 

 

【今日のひとこと】"親も子どもと一緒に自由研究"

 

 

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