中学生や高校生になると、
各種問題集、模擬試験、志望校の赤本・・・
とにかく多くの問題を解きます。
基本問題、応用問題、奇問難問・・・
様々な問題がありますが、やればやるほど分からない問題が出てくるのは当たり前。
解答・解説だけでは理解できないことも多々あります。
そんな時、どうするか?
我が家では、長女も次女も、"とりあえず父に質問"。
私が娘たちから質問された時のポリシーは・・・
「すぐ聞く、必ず聞く、一緒に考える」
どんな時も完璧に実践できた!、とは言えませんが、8~9割はできていたはず。
ただし、"8~9割"できたのは、娘と「一緒に考える」ところまで。
必ずしも"8~9割"の質問に「答えることができた」わけではありません。
中1になったばかりの頃は、まだ答えられることが多かったはず。
ただし、数学はかなり難しい問題もあったので、分からずじまいのことも多かったように記憶しています。
さらに、中3になり、高校入試レベルの問題について質問されると・・・
まず答えられません。
質問されるのは、数学が大半。
質問してくるだけあって、ほとんどが難問。
それでも、門前払いはせず、必ず聞きます。
娘と一緒に問題を読んで、すぐに解答・解説も読んで・・・
と、幾度となく対応しているうちに、解決につながりやすい質問の受け方が身についてきました。
それは・・・
①最初に娘の質問をしっかり聞く。
その後、
②問題文全文を私がゆっくりていねいに読み上げる。
③解説を最初から1行ずつ娘と一緒に確認する。
②と③は、「それは分かってるからもういいねん・・・」と、はやく分からないところまで進もうとする娘を制しつつ、最初から順を追って確認していきます。
すると・・・
5回に1回程度の確率で娘が反応します。
「あっ、そうか! 分かった! ありがと〜」
いやいや、ただ問題と解説を読んだだけで、何も教えてないけど・・・
それどころか、解説の内容は全く分からんし・・・
最初の私の感想。
「あ〜、助かった〜。そんなにすぐ分かるんやったら聞く必要ないんちゃうんか⁉︎」
しかし、2回、3回・・・と同じようなことが続くと、何となく分かってきました。
おそらく、1人で考えていると思考の幅が狭くなってしまうのです。
誰かに質問(説明)したり、誰かに問題文を読んでもらうと、1人で考えている時とは違う思考回路につながり・・・
その結果、見落としていた条件に気付いたりして、めでたく解決!
と、いうことでしょう。
あくまで個人の経験に基づく考え方ですが。
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高校生になっても、娘たちの質問は続きました。
長女は時々。
次女は頻繁に。
長女も次女も理系ですが、私は私大文系。
でも、そんなことはお構いなしに理数系の質問が飛んできます。
【長女】
「分からんと思うけど、物理の問題、聞くだけ聞いて!」
【次女】
「式は合ってるのに、答えが違うねん。途中の計算、どこが間違ってるか見て〜」
「積分の問題やねんけど・・・」
・・・さすがに自分が勉強したことがない科目は、全く分かりません。
数Ⅲや物理になると、読み方も分からない記号が出てきます。
しかし、できるかぎりポリシーは守ります。
【ビン父】よっしゃ! 聞くで。分からへん自信あるけどな!
【今日のひとこと】 "娘たちから質問されたら・・・「すぐ聞く、必ず聞く、一緒に考える」"